茨城県理学療法士会の合同会議に参加。第2部は東京オリンピック、茨城国体、若手リハ研修、政治活動について
※理学療法士向けの記事になります
第2部についてです。
2018年11月5日(月)に
つくば国際会議場で行われた「茨城県理学療法士会の合同会議」に参加しました。
1週間前に通知があり
「お忙しい月曜日の夜からお越しいただきありがとうございます…」
と挨拶があったため、これは急なお知らせ📢があるのだろうと思いました。
19:30からは第2部で管理者以外も参加可能だったのですが、さすがに月曜日の夜なので人数は少なかったです。
第2部は理学療法士会の問題点を反映していた
理学療法士として働きはじめてもうすぐ10年になります。
僕が入学したときよりも養成校が急増し、理学療法士の数も増えたためこのようなことが起こりました。
・選挙での得票数が増えたため国会議員を排出、政治力が上がった
・養成校の偏差値が下がった
・平均給与が下がった
・新卒理学療法士の質が下がっていると言われ始めた
・スポーツ系など人気のある講習会に参加しにくくなった
などなど
ここからが本題になります
東京オリンピック、パラリンピックのボランティア募集
理学療法士会の働きかけによってスポーツイベントでの重要な役割を任せられるようになった。との説明がありました。これに関しては素晴らしい実績だと思います。
下記の通り批判的な意見も多いですが、僕は是非とも参加したいです。
※スポンサーになってくれる職場が多くあればベストですが…
残念ながら僕にとっては応募要件のハードルが高く門前払いになりそう🚪
ちょうど会議のあった「つくば国際会議場」でTOEICを受けようと思ったのですが、12月の試験は残念ながら締め切られていました。
応募要件に「一定の語学力を有すること」とあります。
講演者からは
「英検3級程度では、ダメだと思います🌀」
という感じ。
もう一つスポーツ系の話がありました。
茨城国体後の全国障害者スポーツ大会のボランティア
こちらはオリンピックほどガチではなく、スポーツを楽しむという意味合いもあるようです。
こちらも理学療法士会の働きかけによりコンディショニング、選手団帯同スタッフの募集がありました。
発表者からは「予算をつけたいのはやまやまですが、現段階ではこのような機会を与えられただけでも一歩前進」という感じでした。
こちらもトレーナー資格やスポーツ系の講習会修了者が優先ですが、一般の理学療法士に追加募集がかかる可能性もあります。
障害者スポーツは特に理学療法士の強みを活かせるかもしれません。
トレーニング方法、コンディショニングなどをあまり知らない競技者が多いという話もあります。
理学療法士のトレーナーは希少価値があるがお金にならない
というのが数年前から問題になっているため、ボランティアに批判が集まるのは仕方ないと思います。
僕も学生時代はスポーツ系にあこがれていたのですが、赤字になりそうだったため挫折しました。現在もスポーツ系の人気は根強く、会員数が増えたためスポーツ系講習会がすぐに締め切られてしまいます。
このような状況に協会が追い付いていないような印象を受けます。
理学療法士のトレーナーが安定した収入を得られるまでは相当な時間がかかると思っています。
若手リハの研修について
前回の記事で若手理学療法士の質が低下している!ということが業界で問題になっているという話をしました。
平成33年から理学療法士の卒後教育システムが変更になります。
前回記事で述べた「登録理学療法士」とともに
2年間の「研修理学療法士」というプログラムが新設されます。
・eラーニング(通信教育)による座学
・自施設または他施設での実習
目的は質の担保
「協会として基本的な理学療法の知識、技術を担保できる」人材の育成です。
・新人理学療法士の質を上げる
・学習制度に対する評価を上げて診療報酬に反映させる
ということです。
研修が義務付けられれば全体の質は上がることは間違いないでしょう。病院、診療所、介護施設、その他どのような施設で働いていても潰しがきく人材になれるはず。
僕のような診療所勤務だとガラパゴス化してしまうのでこのような研修制度は良いと思います。
新人の負担は減らしてほしい
新人時代は業務に加えて研修となると多大な負担になります。
・残業をさせない
・独自の特殊な勉強会には参加させない
などの配慮は必要だと思います。
政治活動について
今回はこの話がメインでした。
理学療法士の人数が大幅に増えたため「国会議員」を当選させるくらいの組織力になっています。
業界の大きな団体として
・理学療法士協会
・理学療法士連盟
があります。
僕も今まで違いが良く分からなかったのですが🌀
理学療法士協会は「公益社団法人のため選挙活動が禁止されている」ため
「理学療法士連盟が代わり選挙活動を行う」
ということです。
茨城県議会選挙に理学療法士が出馬
2018年12月の茨城県議会選挙のつくば市区から理学療法士が出馬する予定です。
是非とも応援してほしいとの要望がありました。
ちょうど僕はつくば市在住の理学療法士なので応援させていただきます。
後援会の参加、選挙活動の手伝いの要望もありました
これはボランティアです。
理学療法士の待遇が改善されるまでにはしばらく時間がかかりそう
個人的な意見というか、勘です。
あと10年は大きく変わらないと考えています。理学療法士のスポーツトレーナーに関しては厳しい状況が続くと思います。
個人的にはキャリアアップについて色々と考えています。
・時代遅れにならないように最新の情報を取り入れる
・自分にしかできない経験や知識を活かす
さすがに勉強して、社会貢献をしたらお金は欲しいです。
今後は色々な研修会などに顔を出す予定なので、見かけたら声かけて下さい。