筋トレとボイトレに力を入れすぎた理学療法士の話

整形外科クリニックの理学療法士(主任)。経験則を交えながら、忙しい社会人向けの筋トレ、ボイトレ、健康法についてお話しします。

むち打ち損傷の治療④MRI初体験。音がうるさい。

2018年11月15日に初めてMRIを撮影してきました。

※今回は腰椎です。11月末に頸椎も撮影します。

理学療法士としてレントゲンやMRI画像と関わる機会は多いのですが、実際に撮影したのは初めてでした。

 

事故の詳細はこちら💁‍♂️です。

おかげさまで現在は辛い症状は無くなりました。あと1〜2割くらいです。

 

www.dorathemute.com

 

紹介状を書いてもらい大学病院に行きました

MRIの導入コストは高価な上に採算性もあまり良くないようです。

いざ患者として大学病院に行くと緊張します🌀

初診時に病院スタッフの対応が良いと非常に安心します。総合受付に紹介状を出してから診察券を発行しました。

診察券や紹介状が入ったファイルを渡されて放射線科へ行くように案内されました。

 

自己負担は初診料含めて7000円弱くらいです

自己負担(3割)なら手痛い出費になります。交通事故の場合は保険会社が治療費を払うので、今回は自己負担はありません。脳のMRIだともっと高額です。アメリカだと10万円以上かかるんじゃないかな…

 

ファイルを出すと同時に名前を確認されます

放射線科の受付で本人確認があり

「お名前をお願いします。」と言われました。患者の取り違い予防策です。

「○○です」と名前をフルネームで言う必要があります。同姓同名がいる場合は生年月日まで聞かれます。

 

ファイルを出すと同時に

「○○です。よろしくお願いします。」という方もいました。病院に慣れている方は立ち振る舞いがスマートです。

 

MRI室は地下にありました

エレベーターで地下1階に行きました。放射線科の医師の問診がありました。現在の症状、検査の目的などの確認がありました。

僕の場合は主に

・ヘルニアがあるかどうか

・事故による炎症症状があるかどうか

などです。

電波が無くなります

スマホ📱が使えなくなるので待ち時間に雑誌などを持っていくと良いと思います。

 

大学病院ならではの同意書に署名

大学病院という特性上、画像データなどを研究発表などに使う可能性があることに対する説明を受け、サインしました。

是非とも使っていただきたいです。が珍しい症例でもないので使われないと思います。

 

金属を外すために着替え、荷物はロッカーへ

更衣室に案内され、僕は下半身だけ着替えました。ズボン👖にチャックが付いているためです。基本的に女性は上半身も着替えることになります。

MRIは強力な電磁波を当てるため金属類の持ち込みが禁止されています。アクセサリー類はあらかじめ外しておきましょう。

 

MRI室に入りました

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宇宙系の博物館みたいな感じでした。医療機器の博物館みたいなものがあったら面白いかも。

筒の中は壁が目の前にあるため圧迫感、閉塞感が強く、画像が乱れないようにするため

「撮影が始まったら動かないで下さい」

と言われます。閉所恐怖症の人などは途中で気分が悪くなる場合もあります。機器によっても圧迫感が違います。

 

音がうるさい

MRIについての感想を聞くと「音がうるさかった。どうにかならないのか」と言われることが多いです。

たまーに「寝てました💤」という強者もいます。

工事現場、洗濯機、PCのエラー音みたいなのがごちゃまぜで鳴ったり止まったりします。磁気の振動が機器に伝わって何たらという現象らしい。

ヘッドホンを装着するのですがあまり意味はないです。敏感な方だと低周波音で気分が悪くなる可能性があります。

 

※頸椎、腰椎で別々の機種を体験しました。新しい機器のほうが少し不快感は少なかった

 

バンドマンで大音量に慣れている方であれば全く問題にならないレベルです。

 

動けないので身体がむずむずします

音にも慣れてくると、何となく自分の身体と対話をしているような感覚になります。

検査が終わった後に起き上がると身体が硬くなっていました。

 

後日結果が診療所に届きます

大学病院の画像診断医が読影し、レポート付きでMRI画像が送られてきます。

 
理学療法士がMRI画像を見る場合は

※おまけです

画像診断は医師の仕事ですが、リハビリを進める上でMRI画像を参考にすることも多いです。医師とやりとりする時間は限られているため、ある程度リハ職も画像の知識が必要になります。2年後には画像の知識が必修科目になるので僕も勉強中です。別記事で書きます。

 

僕が混乱していたポイントとして

・腱、靭帯、軟骨は黒く映る(何も映らないとも解釈できる)

・本来は黒く映る部分に病変があると白く見える

などがあります。

 

 

結果は「腰椎椎間板ヘルニア」でした。後ほど詳しく