筋トレとボイトレに力を入れすぎた理学療法士の話

整形外科クリニックの理学療法士(主任)。経験則を交えながら、忙しい社会人向けの筋トレ、ボイトレ、健康法についてお話しします。

かすみがうらマラソン2019をギリギリ完走③25km地点からの巻き返し。人生初のランナーズハイ

平成31年4月14日

かすみがうらマラソン2019に参加しました。

 

レースから1週間経っているのですが疲れが抜け切れていない。特に左ハムストリングス(太もも裏)の治りが悪く、ダメージが最も大きかったようです。

 

www.dorathemute.com

 

今までの話をまとめると

・本番前の練習で左膝を痛め、対策をした

・当日は暑くて予想以上に体力を大幅に削られた

・20km地点で左膝痛が強くなり、右脚はつりそうな状態

 

20km地点で大失速しました。このままだと後半の関門を通過できずに強制リタイア濃厚…

しかし午後になると徐々に気温が下がり、涼しげな風が吹いてきました。脈拍も130くらいまで下がりました。

「25km地点になった!そろそろいくか!」

覚悟を決めて走り出すと…

左膝の痛みが減っていた

「少しはマシになったか…」

 

偶然にも

・背筋を伸ばしながら

・両膝をまっすぐに

・母趾(足おやゆび)の付け根に荷重

すると左膝外側の痛みを回避できました。つりそうになっていた右脚も大丈夫そう。20km地点で飲んだ痛み止め、芍薬甘草湯も効いてきたようです。

あとは足🦶と地面の接地時間を減らして身体を弾ませるように走りました。

※おそらく理想的なフォームに近い。慣れない形だったので後にハムストリングスの筋肉痛を生じたと思われる

 

25km地点で3時間20分経過していました。4時間以内に30km地点に到達していれば完走できる計算でした。

救護所も大混雑

救護所ではトラブルのあったランナーがテーピング、マッサージ、ストレッチなどを受けていました。左膝よりも10分間のタイムロスのほうが痛いので泣く泣く見送りました。

 

頬と太ももに張り手をし、背筋をビシッと伸ばし、重心を前に傾けながらスピードを上げていきました。すると…

 

身体が軽くなり、左膝の痛みが0になる

電話が🤙鳴り

嫁「おう。今何してんの?」

僕「ようやく30km地点に到達…」

嫁「なぬ!まだ走ってたのか!」

息子「頑張れー」

 

 

ハーフ地点で追い越されたコスプレイヤーたちを再び追い抜かしました。おそらく25km以降に1000人抜きくらいしたと思います。

この区間限定ですが非常に気持ち良く、どこまでも走れそうな感覚を体験しました。

 

 

30km地点で3時間52分。

「これなら間に合いそうだ!」

むしろこのペースが維持できれば5時間ジャストでゴールできる可能性すら見えました。

さすがに32km地点で呼吸が苦しくなり、給水所でアミノバリューを飲むために立ち止まりました。

 

走り出した瞬間に左膝の激痛

??「アイスジャベリン!!」

左膝「ぐああ!!」

※ジャベリン…投げやりの総称。ロマサガRSの技としても登場します

思わず飛び上がりました。我に返り、再び歩き出しました。

 

「今のがランナーズハイだったんだな…」

 

あとは歩いたりスロージョギングの繰り返し。39km地点になると…

両脚が同時につりました

エネルギーが底をつきました。

 

ここからはゴール地点まで歩きました。

 

ついにゴール。ちばアクアラインマラソンよりの記録よりも5分だけ更新

記録は5時間46分でした。

順位は「8034位/11577人中」だったので制限時間内にゴールできなかった人も多かったようです。

 

・サポーターとテーピングは前半戦に役立った

・Apple Watchで脈拍を測定することによってエネルギー切れを遅らせることができた

大きな収穫でした。さらに

音楽活動も頑張れそう。

 

レース前後に応援メッセージをくれた方、Twitterにいいね👍やコメントを下さった皆様には非常に感謝します。とても励みになりました。

 

左膝痛が消えるまでトレーニングはお休みします。

夏に向けてダイエット始めます。茨城県南でのトレーニング仲間は随時募集中。あとはロマサガRS仲間も。

 

来年は多分10マイル(約16km)にします…早めにレースを終えてランナーズヴィレッジ(出店)も堪能したいです。