カフェでの介護予防セミナーが終了。メモを一生懸命取る高齢者
2020年2月9日
カフェでの介護予防セミナーを無事終えることができました。
茨城県牛久市のパチンコ屋「747」の少し上にある
「SaEMONs cafe」です。嫁と同じ職場だった作業療法士の方が古民家カフェを開業しています。その繋がりで今回の話をいただきました。
「地域の高齢者向けに何かできそうなことありますか?」と聞かれたので
「介護予防はどうでしょう!」
介護予防についての知識は微妙ですが、リハビリで地域の高齢者を数多く担当した経験は活かせると思いました。実際に資料を作り始めると、困ったことに…
介護予防を勧める意義があいまいだったことに気がつく
日本の医療制度は充実していることもあり「病気や怪我をした時に治療を受ければ良いのではないか?」という考えの方が多いと思います。
さらに介護が必要になれば「介護保険」を使えばよい。医療保険や年金から、そこそこのお金を天引きされていますからね。
とりあえず日本理学療法士協会の「健康寿命」に関するパンフレットを参考にしつつ、資料を作り始める。しかしこのままでは…
運動すると、健康に良いですよ。皆さん頑張りましょう
という、ぼんやりした感じで終わりそう。これではいかん。2冊ほど本を購入しました。
ここから
介護予防に取り組むことは、自分だけでなく社会貢献にもなる
自分が健康であり続けることにより、人の役に立っている。
カフェで介護予防セミナー①なぜ介護予防が必要なのか?必要な人に財源を残すこと - 筋トレとボイトレに力を入れすぎた理学療法士の話
この結論に辿り着きました。これだけは冒頭に話さなければならないだろう。
こちらがカフェ店主のブログです↓↓
参加者同士で話す時間もあると良いだろうな…と思い、あえて休憩を3回取りました。べしゃりに花が咲いていましたね。
満員御礼、むしろ運動のスペースが無くなってしまうくらい
前日に「参加者は15人くらいだと思います!」と通知が。
「おお…意外と多いな」という印象。
セミナーのタイトルを考えた時にNHK「ガッテン」の本を購入。これがまた一般向けなので、非常に分かりやすい。ここから
「ちょっとした生活の工夫で、介護いらず」
というタイトルをつけました。もちろんこのテーマに沿った内容を話しました。決められた運動よりも、まずは生活習慣を見直してみましょう。と。
カフェ☕️での介護予防セミナーが終わりました。高齢者(ほとんど75歳以上)で超満員でした。コーヒーのクロロゲン酸(ポリフェノール)をゴリ押し pic.twitter.com/akFREcpo9u
— ホソダケンシロウ (@DoraTheMute) 2020年2月9日
皆さんの目や耳が悪いと想定し、テレビモニターでパワーポイントのスライドを写し、バンド活動でも使っているマイクとスピーカーで話しました。
とはいえ、このカフェにたどり着くまでには、ある程度の坂を登らなければならないため「ある程度動ける高齢者」しか来られないだろう。と予想していました。
見渡すとシルバーカーや杖を使って歩いてくる女性が多くみられました。おそらく80歳以上でしょう。
「シルバーカーを使って、この坂を登ってきたのか。すごいな…」という印象。普段から活動量も多いんだと思います。
運動機能の調査のために
・歩幅
・椅子からの立ち上がりテスト
・ペットボトルをダンベルに見立てた上半身トレーニング
を行う予定だったのですが、予想以上にスペースが狭くなってしまい一部省略しました。おそらくカフェ☕️たどり着けただけでも、ある程度の運動能力は有していると思います。
意外にも高齢者の方々が一生懸命メモを取っていた。素晴らしい。やはりこういう人は元気ですよ
— ホソダケンシロウ (@DoraTheMute) 2020年2月9日
皆さん、僕の話を聞き漏らさないように真剣な表情でした。特に「介護保険とは?」という質問に対して
「介護保険、毎月引かれてる。高くなってんだよな〜」
という思った通りの反応が得られました。
参加者から「またこのような場を設けて欲しいです!」と言われたのでホッとしました。
最後に健康相談をしたのですが
「脚がつりやすい」という訴えが最も多かったです。個人的や見解としては
昨日の介護予防セミナーの後、高齢者の健康相談を行ったところ「寝ている時に脚がつる🦵」というのが1番多かった。その仕組みを教えるのは難しいかも
— ホソダケンシロウ (@DoraTheMute) 2020年2月10日
脚がつる原因の1つ。
— ホソダケンシロウ (@DoraTheMute) 2020年2月10日
寝ている時に筋肉を縮める「筋紡錘(きんぼうすい)」が活発になる。それに加えて加齢、冷え、使いすぎ、脱水などが加わる。次セミナー頼まれたらこれやろうかと
寝ている間に筋肉が収縮(縮む)するということです。次にセミナーを頼まれたら、これをテーマにしようと思います。
セミナーの詳しい内容については別記事で紹介します。